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【学生ハーフ】箱根駅伝王者・駒澤大の篠原倖太朗が日本一 快挙続くも"まだまだ上がいる"成長の秘訣に先輩・田澤の存在あり

2023年3月13日 18:06
2位には中央学院大の吉田礼志選手(2年)が入りました。

「通常通りに練習ができていて、調子が良かった。(優勝争いをするのは)篠原君しか相手はいないと思っていた」と川崎勇二監督の読み通りの展開になったものの、吉田選手は靴ひもがほどけてしまうアクシデントに見舞われます。

13km手前で靴ひもを結び直し、一時は先頭から10秒ほど遅れてしまいます。それでも吉田選手は冷静でした。「公園内のコースを上りも下りもポイントをちゃんと把握していたので、落ち着いていけました」と慌てることなく、前を追います。

また、これまでハーフマラソンではラスト5kmの失速を課題としていましたが、今回は15~20kmの5kmを14分36秒でカバーし、終盤に一気に順位を上げ、2位でフィニッシュしました。

しかし、「優勝を狙っていたので、2位で満足はない」と、同じ千葉県出身の篠原選手に敗れたことには悔しさを口にしていました。
吉田選手も2月の丸亀ハーフでは従来の日本人学生最高記録を上回る1時間0分31秒(日本歴代9位)で走っていますが、その時にも篠原選手の後塵(こうじん)を拝しています。

それだけに、「ユニバでは必ず勝ち切りたいと思います」と篠原選手への雪辱を誓っていました。

中央学院大学は前回の第99回箱根駅伝予選会で上位通過が見込まれていたものの、故障者の影響もあり12位とまさかの落選。エース吉田選手の好走は、100回大会での復活に大きなはずみとなりそうです