【まとめ】勝っても負けても涙…定期戦シーズン到来!宮城の高校生が負けられない戦い
新学期も落ち着き始めたいま、宮城県各地では定期戦のシーズンが始まっている。
24日は古川高校と築館高校が定期戦を行い、来週は仙台市泉区の3つの高校でアツい戦いが繰り広げられる。
県内で「定期戦」といえば「杜の都の早慶戦」とも呼ばれる仙台一高・二高硬式野球の定期戦。
始まりは明治33年と本家の早慶戦よりも歴史がある伝統の一戦だ。
今年は5月10日に記念すべき第80回が行われるが、宮城の定期戦はこれだけではない。
選手宣誓
「両校ともに熱い闘志を燃やし、正々堂々、最後まで戦い抜くことを誓います」
24日、大崎市では古川高校と築館高校の生徒が母校の誇りをかけ汗を流した。
綱引きや卓球、剣道など15の競技が同時に行われる定期戦。その歴史は古く1956年から。
実は、古川高校の前身、旧・宮城県第三中学校の栗原分校が現在の築館高校。
つまり、昔は同じ学校だった2校が対決しているのだ。
年に一度のライバル校対決はお互いに一歩も引けない真剣勝負。
フルセットまでもつれた女子バレーは古川高校が接戦を制し歓喜の涙を流した。
古川高校 女子バレー部 結城一花さん(3年)
「一人だけじゃなくて全員が輝けるようにがんばりました」
一方、悔し涙は築館高校。
築館高校 女子バレー部 若生彩楽さん(3年)
「バレーで勝って、総合も優勝してという気持ちだったんですけど、悔しいです」
そして…こちらは先週末、七北田公園に集合していた応援団たち。
来週1日の泉三校定期戦に向け3校のエール交換が行われた。
泉三校定期戦は「泉松陵高校」「泉館山高校」「泉高校」の3校で行われ今年で40回目。
サッカーやバドミントンなど11種目で競い合う。
各種目を合算した総合順位は、なんと現在泉館山高校の8連覇中。
地域全体で定期戦を盛り上げようと、3校の応援団が連携を図る。
泉館山高校・応援団長
「定期戦というものは、学校だけでなく地域全体にも活力を与えられるような、そして生徒・選手たちも練習した実力を発揮する大切な機会」
泉三校定期戦は5月1日、泉総合運動場やシェルコム仙台などで行われ、一般観覧も可能だ。