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【特集】「車いすバスケ」で世界へ 幼少期に下半身マヒになった少年 23歳になったいま挑戦すること⦅新潟》

2025年4月26日 20:01
【特集】「車いすバスケ」で世界へ 幼少期に下半身マヒになった少年 23歳になったいま挑戦すること⦅新潟》

パラリンピックの種目でもある“車いすバスケットボール”。県内には全国大会を目指すチームがあります。

◆車いすバスケットボール

病気で幼少期に歩けなくなったひとりの男性。人生を変えてくれたのが“車いすバスケ”でした。

今、目指しているのは世界の舞台です。

◆「本気でやれるスポーツ」

車いすを巧みに操り素早いパスワークからゴールを狙います。

パラスポーツの一つ、車いすバスケットボール。県内で活動する「新潟WBC」のキャプテン、知野光希さん・23歳です。

【知野光希さん】
「障害者スポーツというと優しめなのかなと思う人もいると思うんですけど、本気でスポーツがやれるものなので本気でやりたい人がいれば障害の有無にかかわらずやってみてもいいんじゃないかなと思います」

◆通常のバスケットと同じ

コートの広さやリングの高さなど通常のバスケットボールと同じ。
車いすバスケの特徴は障害の程度により選手に1点から4.5点まで持ち点が定められます。

コートに入る5人の合計が14点を超えなければ健常者も試合に参加することができます。知野さんは障害が重い部類の2点。それでも、司令塔としてゲームをコントロールします。

◆車いすバスケとの出会い

車いすバスケに出会ったのは小学生の時でした。

【知野光希さん】
「両親によると腰か足の痛みを訴えて翌朝になった時にはもう動かなくなってたっていう ような話だったんで」

横断性脊髄炎。4歳の時、突然、下半身が動かなくなりました。
横断性脊髄炎は100万人に数人が発症すると言われていてその多くが原因不明です。
物心がついた時には車いすに乗っていて歩いていたことは覚えていません。
外で遊ぶことが減る中で父親に連れられて見に行ったのが車いすバスケの試合でした。

【知野光希さん】
「自分と同じような人たちがスポーツができてるところに惹かれて自分もやってみたいなって」

小学5年生の時にジュニアチームに入団すると練習を重ねて、めきめき上達。中学生の頃には大人と同じチームで練習をしていました。

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◆日本代表として世界選手権で初優勝
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