【さくらジャパン】ホッケー女子・田中彩樹選手母校で講演 「おもしろいをみつけよう」子どもたちにエール
オリンピアンが母校で講演を行いました。ことしのパリオリンピックに出場した女子ホッケーの田中彩樹選手が、ふるさと岩手町の子どもたちにエールを送りました。
(田中選手 入場 児童・生徒 拍手)
一方井小学校と一方井中学校の子どもたちおよそ100人のもとを訪れた卒業生の田中彩樹選手。ことしのパリオリンピックにホッケー女子日本代表さくらジャパンのメンバーとして初めて出場し、日本として12年ぶりとなるオリンピックでの勝利に貢献しました。
小学生の時に一方井中学校の女子が全国優勝した姿に憧れ、オリンピアンにまで成長した田中選手。「おもしろいをみつけよう」と題した講演で話したのは、つらかった経験でした。
田中選手
「こんなリハビリ生活で、ホッケーなんて考えたくも見たくもない。なぜ頑張っているのに頑張れと言われなきゃならないんだと思うようになり、頑張れという言葉すら嫌いになった」
年代別での代表落選や顔と膝の大けがによる2度の手術など、いくつもの試練を経験。しかし、周囲に応援され立ち上がる過程で、ホッケーの本当の「おもしろさ」に出会えたと噛みしめながら伝えました。
中学生代表
「うまくいかないことがあっても何度でもチャレンジして、おもしろさを見つけていきたい。ありがとうございました」
講演のあと、6年生は体育の授業で田中選手と一緒にガチンコ対決。18人のうち8人は地元の少年団などに所属していて、田中選手からボールを奪う場面もありました。
田中選手
「ものすごく上手でビックリした。普通にやっていてもボールを取られてしまったので、岩手の子たちの成長もすごく楽しみ」
遠藤羽凜さん(6年)
「田中彩樹さんみたいに日本代表の選手になって、岩手の人たちに良いことを教えたい」
田中選手
「私の中でおもしろいはホッケーだったが、いろんなことに触れて、その中でその子に合ったおもしろいを見つけていけばすごく楽しいことが待っている。楽しいと思うことを続けていってほしい」