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【都大路を走る】一関学院・花巻東

2024年12月9日 18:35
【都大路を走る】一関学院・花巻東

この冬、全国の大舞台に挑む高校スポーツの注目競技をきょうから3週にわたって紹介します。

シリーズ「全国に挑む」、初回は、京都・都大路を走る今月22日の全国高校駅伝です。男子の一関学院と女子の花巻東を取材しました。

男子の一関学院。2年ぶり33回目の全国高校駅伝出場ですが、ことしは大きな意味を持つ大会になります。

去年の県予選。29連覇を目指した一関学院は、盛岡大附属に破れ2位。都大路を走ることができませんでした。

迎えたことしの県予選。盛岡大附属に前半4区までリードを奪われますが、5区で菅原キャプテンが逆転。そのままの勢いで、盛岡大附属に約1分差をつけ2時間9分41秒でゴール!去年の雪辱を果たしました。

菅原颯太キャプテン
「負けて悔しいという経験をして来年は絶対に勝つぞという気持ちで1年間練習してきて」

3年生が1人で、1、2年生主体の若いチーム。悔しさを原動力にことし28人中21人が3000メートルの自己記録を更新、チーム内の競争で選手層に厚みを増しました。

チームを引っ張るのが桜町中学校出身の森松彩夢選手。2年生ながらことしインターハイの3000メートル障害に出場、先月行われた東北高校駅伝では、1区で区間2位の快走を見せました。

森松彩夢選手
「去年(全国大会に)出られなかった悔しい思いをことしぶつけて、1つでも上の順位を目指して頑張りたい」

もう一人、カギになるのが、花巻北中学校出身の1年生・小菅誠太選手。チーム1のスピードランナーです。

小菅誠太選手
「自分は最初から攻めた走りをして、相手と差ができてもラストスパートでしっかり詰めたり抜いたりできるところが強みだと思う」

藤井輝監督
「2年生の森松彩夢。1年生の小菅誠太が長距離区間でどれだけ走れるかが大事。去年(全国大会に)出れなかった悔しさを全国の舞台で晴らしてもらいたい。そして来年再来年に繋がっていくような結果をしっかり残していきたい」

菅原颯太キャプテン
「2時間6分台をチームとして目標にして、上位10位以内に入賞していけるようなチームだと思うので、そこを目指して頑張りたい」

「入賞目指して頑張るぞ!オーーーー!!」

一方、女子代表の花巻東高校は、3年連続15回目の全国大会出場。

10月の県予選では、5区間のうち3区間で1年生を起用。それでも、4つの区間賞を取り、チームが去年出した大会記録を30秒更新する1時間13分4秒で優勝。ダントツの強さで3連覇を達成しました。

遠藤監督
「3年生が3人しないないが、その中でもエースが3年生にいて引っ張ってきてくれて、まとまってきたチームだと思う」

エースは、チームでただ一人3年連続で都大路を走る花巻中学校出身の3年生、角舘音緒キャプテン。県予選でも1区で区間新記録を打ち立てるなど、チームをけん引してきました。全国大会では、強豪が集まる1区を走る予定です。

角舘音緒選手
「自分が一番全国の経験がこのチームではあると思うのでそれを後輩たちや一緒に走るメンバーに伝えながらいい形で流れを作っていきたい」

全国大会では、前々回が31位、前回が33位と目標の20位台には届いていない花巻東。

ことしポイントになりそうなのが、スピードが持ち味の1年生・釼吉紗矢選手です。

釼吉紗矢選手
「ラストの200メートルからの競り合いだったらチーム内では一番スピードがあると思う。1年生らしく思い切って強気で走りたい」

遠藤監督
「昨年度達成できなかった20位台と、ことしも1時間11分台を目指して走っていきたいと思う」

「花巻東、全国がんばるぞ!おーーー!!!!」

高校生ランナーが一本のタスキをつなぎながら都大路を走る全国高校駅伝は、男女いずれも今月22日、京都市で行われます。

最終更新日:2024年12月9日 18:35
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