『秋田には "言葉にされてこなかった魅力" がたくさんある』フォトグラファー高橋明里さん
高橋さんは一度の撮影で、天候や光の動きに応じて100回から300回ほどシャッターを切るといいます。
自身の作品を主に発表するのはInstagram。特に心を動かされた瞬間を1枚に絞って掲載しているそうです
「自然の空気や光の質感が伝わるような1枚を目指しています。」
Threadsで話題となった「秋田には何もない」について…
先月、ソーシャルプラットフォームThreadsでは「秋田には何もない」をテーマにした投稿が話題となり、若者の県外流出や、県外から引っ越してきた人の孤独感などと絡めて、様々な議論が呼び起こされました。
これについて、高橋さんは…
「秋田には、“言葉にされてこなかった魅力”がたくさんあると感じています。私自身も写真活動を始めてから秋田の魅力をたくさん知る事ができました。観光地として整備されていないからこそ出会える風景や、ひっそりとした自然の美しさは、他にはない秋田の価値だと思っています。」
高橋さんは、秋田の自然と向き合い、言葉にされてこなかった魅力を写真1枚1枚にこめて発信しています。
高橋さんは、YouTubeチャンネルも運営しています。
YouTubeでは主に、カメラ 初心者に向けて、風景写真の楽しさを伝える解説動画を投稿しています。
『風景写真というと難しそうに思われることもありますが、実は「光の見方」や「構図の工夫」次第で、身近な景色も美しく変わるということを伝えていきたいです。』
高橋さんの作品は秋田県内では7月まで、田沢湖湖畔のカフェzawazawaで展示されています。
また、鳥海山ろくの自然がテーマの個展「光彩 ーこうさいー」は6月6日から東京の富士フォトギャラリー銀座で開催されます。
併せて、本格的な秋田県内での個展に向けた調整が行われているということです。