【特集】県内の音楽家が年に一度の共演 多彩な音色を奏でる「大人のための芸術鑑賞教室」に密着
■「大人のための芸術鑑賞教室」 音楽の素晴らしさを伝える
迎えた本番。
一流の奏者が集う演奏会とあって、700席あるアトリオン音楽ホールは、ほぼ埋め尽くされました。
「最初に紹介する楽器は、こちらのチェンバロという楽器です。ヴィヴァルディやヘンデル、バッハが活躍していた古い時代には、いまのピアノのように、よく奏でられていた楽器なんです」
観客がステージに上がる場面も。
指揮者の体験コーナーです。
観客が一流の奏者の合奏をリードしました。
みんなで手拍子をしながら、歌詞を口ずさみながら、1時間にわたる芸術鑑賞教室を楽しみました。
観客
「指揮棒を持てるのが、初めてだったのが、持てるんだ、みたいな感じなのが、とっても残っています、心に」
「一流の方々の演奏を聴くというのは、やっぱりとても楽しいことだし、貴重な体験なので、各楽器の音の響き、音色というものをしっかり楽しませていただいて、そこですね、すごく楽しかったです」
この日は、扇田さんの家族も会場に駆けつけていました。
娘・ゆりえさん
「すごく上手でした」
泰子さん
「ありがと!」
夫・亮さん
「お母さんみたいにトランペット吹いてみる?」
ゆりえさん
「みたい...」
亮さん・泰子さん
「みたい?ふきたい?」
「ちゃんと言って!」
ゆりえさん
「みたいです」
扇田泰子さん
「満席を見るのはとてもうれしくて、お客さん皆さん、だんだんコンサートが進行していくにつれて笑顔になっていくのが見えて、すごくこっちも楽しませていただきましたし、元気をいただきました」
「改めて、お客様と音楽の時間を共有するっていう喜びを確かめられた時間だと思いますので、これからも続けていきたい」
音楽の楽しさや素晴らしさがぎっしり詰まった特別な演奏会。
訪れた人の胸に心躍る旋律を残して、今年の幕を閉じました。