【特集】伝統の菓子店6代目は店を継ぐ予定のなかった主婦 子どもや亡くなった先代の後押しで事業承継に奮闘する姿に密着!
■「のれんを引き継ぎたい」6代目の新たな挑戦
そしていま、明子さんは、新たな取り組みに挑戦しています。
繊細な上生菓子にも見えるのは、あんこを花びらに見立てた「花しぼり」。
県内にただ一人だという講師の指導のもと、この「花しぼり」の資格取得を目指しています。
明子さん
「抹茶のアイスとかにお花を添えてもかわいいかなと思ったり、りんごもちも添えつつ、お花も加えたりなんて思っています」
夢は、店にテラス席を設けてカフェを開くこと。
夫の健一さんが手がけていた生菓子のように、季節を感じる商品を提供したいと考えています。
明子さん
「なかなか経験のないままの事業継承だったんですけれども、この先もいろいろなことがあると思うんですね。その中で髙砂堂っていうのれんを引き継ぎながらも、形は変えても、その時代の新しい風を取り入れながら引き継いでいってもらえれば、多分先代の社長も一番喜んでくれるのではないかなって思います」
明子さんが6代目を引き継いでで、13日で1年。
菓子の老舗に、これからも新たな息吹をもたらします。