前市長の失職に伴う鹿角市長選挙に5人目の立候補予定者

今月20日に告示される鹿角市長選挙に、イベントの企画運営などを行う会社の代表を務めていた奈良大氣氏が4日、立候補する意向を正式に表明しました。

鹿角市議会による2度の不信任決議を受け、前の市長が失職したことに伴う、鹿角市長選挙は、今月20日に告示され、27日に投票が行われます。

選挙の告示が迫る中、イベントの企画運営などを行う鹿角市内の会社の代表を務めていた奈良大氣氏＝40歳が無所属で立候補する意向を正式に表明しました。

奈良大氣氏
「誰かに期待するのではなく、自ら責任をもって行動することが必要だと感じ、『市民が本当に安心できる市政を作りたい』その思いが私が市長選に出馬することを決意した大きな理由です。」

市長が失職する事態に至った市政の混乱を解消するために、出馬を決意したと話す奈良氏。給食費無償化などの子育て支援や、身を切る改革として市長の給与を25％以上削減することを重点政策に掲げています。

奈良大氣氏
「子育て世代が増えなければ鹿角の人口も減少していきますし、例えばこの子育て支援を行わなければ都会からやってきた人、移住する人側にすごい遅れてる地域だと思われて移住先の選にも入ってこない形になってしまいますので、子育て政策に関してはいちばんやりたいことになってます」

鹿角市長選挙にはこれまでに、鹿角の文化や経済を学ぶ団体の代表を務めている藤井陽光氏＝77歳と元市議会議員の笹本真司氏＝39歳。

失職した前の鹿角市長の関厚氏＝71歳、それに、元市議会議員の金澤大輔氏＝51歳も立候補する意向を明らかにしています。