【ドキュメント シン・秋田県知事選挙】保守分裂・旧来的な組織選挙の敗北 78年ぶりに県外出身知事が誕生 有権者・候補者の思いを読み解く
選挙戦のスタートを4日後に控えたこの日。
2人の主張を生で聞き比べることができる公開討論会が開かれました。
「どちらの候補者に未来の秋田県を託せばよいのか見極めに来ました」
「秋田県をどう変えていくのか、その意気込みを見たいなと、肌で感じていきたいなと思って 参加させていただきました」
猿田氏
「第一に所得を増やすということです。2つ目は暮らしを守る」
鈴木氏
「最優先で臨むべき課題は少子化対策。2つ目は経済対策です」
猿田氏
「鈴木さんの1番の人口減少対策社会増ですね。Aターン具体的にどのような対策を考えているのか教えて下さい」
鈴木氏
「30~40歳、子育て世代になって帰りたいと思う人たち、ここにきちっと絞って、地元に戻って子どもを育てる良さをPRして、戻って来た時に住居の支援、経済的な支援、こうしたものをしっかりとターゲットを分析することによってこれなら戻ろうと思ってもらえるようなものをしっかりと準備していきたい」
より良い秋田へ。
立憲民主党 寺田学 衆議院議員
「秋田のために頑張っていこう。それぞれの立場を乗り越えて一堂に結集することができました」
猿田氏の応援に駆け付けたのは5人の国会議員を始めとする各政党の議員たち。
多くの市町村長も集結するなど異例のスタートとなりました。
松田・美郷町長
「猿田さんが訴えていること、すなわち我々の課題です。だからこそ市町村のことを分かってくれる方が県をけん引してほしい」
一方の鈴木氏。集まったのは県議会議員や商工団体の仲間が中心でした。
鈴木健太氏
「ほとんどの政党、大きな組織。ほぼほぼ私ではない。相手の候補の方についています。でも選挙変わりました。そうした組織に属している皆さんからも、こっそりと『健太頑張れ応援してる』と本当に多くの皆さんが言ってくれています。いよいよ秋田の政治も変える時が来たんです」