秋田県の沿岸で海難事故に遭った人は24人 過去5年間で最多に 死亡は7人 2024年
県の沿岸では、去年1年間で海に落ちたり岸に戻れなくなったりする海難事故に遭った人が24人いて、ここ5年で最も多くなったことが分かりました。
このうち7人は死亡しています。
秋田海上保安部のまとめによりますと、県の沿岸では、去年1年間で、釣りをしている際に海に落ちたり、遊泳していて岸に戻れなくなったりする海難事故に遭った人が、おととしより7人多い24人いて、ここ5年で最も多くなりました。
このうち、5人は海に転落して死亡していて、遊泳中、素潜り中におぼれて亡くなった人もそれぞれ1人います。
去年6月には、潟上市の出戸浜海水浴場で、遊泳期間前に遊んでいた中学生5人が高波に流されて岸に戻れなくなり、その後、救助されました。
秋田海上保安部は、海のレジャーを安全に楽しむために、ルールを守ることや、救命胴衣を正しく着用することを呼びかけています。
去年1年間の船に関する事故は、前の年より3件少ない9件でした。
操縦士の注意不足や体調不良が原因で、海岸などに乗り上げる事故のほか、去年7月には、大雨で海に流された山形県の観光業者の船が、にかほ市の金浦漁港に流れ着いたケースもありました。
秋田海上保安部は、海の事故や漂着船を見つけた際は、118番に通報するよう呼びかけています。