警察官が地域をまわり国際電話による詐欺被害防止を呼びかけ 海外からの着信を止める方法も伝授 秋田市
国際電話をきっかけにした詐欺の被害を防ごうと秋田市で警察官が地域の家々を回って直接、住民に注意を促しました。不審な電話がかかってきたらすぐに警察や交番に相談するよう呼びかけたほか、海外からの着信を止める方法などを説明しました。
11日、秋田臨港警察署管内の交番に勤務する警察官が秋田市の将軍野地区を巡回し、住民に直接詐欺被害への注意を呼びかけました。特に電話による詐欺はおよそ8割が国際電話がきっかけで、「+1」や「+44」など「+」からはじまる番号が表示されます。
不審な電話がかかってきたらすぐに警察や交番に相談するよう呼びかけたほか、海外からの着信を止める方法などを説明しました。
地域の住民
「思ったよりすごい簡単であのびっくりしました。こんなに簡単にね詐欺の電話を防ぐっていうことが、こないようにするっていうことね、聞いてこんなのあるのかなと思っていいことだなと思ってすごくびっくりしました。」
「すごく安心だし、一対一で説明受けるってことは非常に心強いというか信用できるというかいいことだなと思ってびっくりしました。丁寧だしわかりやすくてよかったです。」
県警察本部によりますと県内で今年1月から3月までの3か月間で確認された詐欺の被害は、いわゆるロマンス詐欺なども含め45件で被害総額は2億円を超えています。
秋田臨港警察署生活安全課 伊藤翔平 課長
「県民の皆さまに一人ひとり直接対面して特殊詐欺の危険性などをお話していただくことで、一人ひとりが特殊詐欺に対する危険性こういったものの意識づけが図れると思います。」
海外からの電話の着信を止める申込書は、各警察署や最寄りの交番でも配布しているということです。