秋田市のスーパーに侵入し従業員襲ったクマ いまだ店内に
30日朝、秋田市のスーパーにクマが侵入し、男性従業員が襲われてけがをしました。クマは30日午後5時半現在でも店内にとどまっていて、入り口付近には捕獲用のおりが設置されています。
現場は秋田市土崎港西のいとく土崎みなと店です。秋田臨港警察署の調べによりますと30日午前6時20分ごろ、魚売り場付近で開店作業をしていた40代の男性従業員が店内に侵入してきたクマに襲われました。
男性は頭や顔にけがをして病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。当時、店内ではほかに20人ほどの従業員が作業をしていたということですが全員、隣接する秋田臨港警察署に避難していてほかにけがをした人はいません。クマは体長およそ1メートルで、30日午後5時半現在でも店内にとどまっています。
30日午前11時過ぎに地元の猟友会が店内に捕獲用のおりを2基設置しました。また秋田市はドローンを使って店の売り場内を確認しましたがクマの姿は見えなかったということです。
現場はJR土崎駅から南西におよそ850メートルほど秋田港からの距離も500メートルほどで海に近い住宅や商店が立ち並ぶ地域です。