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記録的大雨受け 秋田市が雨水をためる新たな下水道管を整備へ

2023年11月10日 19:00
記録的大雨受け 秋田市が雨水をためる新たな下水道管を整備へ

7月の記録的大雨によって秋田市中心部では排水が追い付かず、水が街にあふれる内水氾濫などで広い範囲が冠水しました。これを受けて秋田市が、雨水をためる機能を持った新たな下水道管の整備を進めることがわかりました。

これは7月と同じ規模の大雨によって発生すると懸念される浸水被害の大幅な軽減を図ろうと、国と県、それに秋田市を含む8つの市町村などが治水対策について話し合う会議で示されたものです。

7月の大雨の際、秋田市中心部は排水が追い付かず、水が街にあふれる内水氾濫などで広い範囲が冠水しました。

河川の増水などによって雨水の排水が滞って逆流し、水があふれ出す内水氾濫。コンクリートやアスファルトで覆われた地面は、雨水が浸透しづらく低い土地に流れやすいことも一因とされていて、都市型の水害とも言われています。

これを受けて秋田市は新たな下水道管の整備を進めることを決めました。

新たな下水道管は中通、南通、楢山地区を中心としたエリアを対象に、既にある管よりも深い位置に埋設されます。

既存の管の排水能力を超える雨が降った場合一時的に雨水をためて、水は雨が止んだあとにポンプ施設を介して汚水処理施設へと送る仕組みです。

こうした事業を含め、『国や県、市町村が連携し、河川の改修工事を中心とした対策で早急な浸水被害の軽減を目指す計画』=水災害プロジェクトが発表され、参加者が方針を確認しました。

プロジェクト全体の事業期間はおよそ10年を想定していますが、県は「スピード感を持って対応しなければならない」として、比較的短期間で効果が期待できる河川の掘削工事などを中心に事業を進めていく方針です。

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