ツキヨタケで食中毒 今年2件目
キノコで食中毒
秋田市の70代の女性が、自宅近くで家族が採ったキノコを食べて食中毒になりました。家族が食用キノコのムキタケと間違って採ったのは毒キノコのツキヨタケでした。
秋田市保健所によりますと、市内に住む70代の女性は5日、家族が自宅近くで採ったキノコの煮物を食べた後、おう吐や下痢などの症状が出ました。女性は5日のうちに医療機関を受診し、快方に向かっているということです。
女性の家族は食用のムキタケだと思ってキノコを採ったと話していますが、秋田市保健所が冷凍庫に残されていたものを検査したところ、毒キノコのツキヨタケと判明しました。今年県内で発生した毒キノコによる食中毒はこれが2件目で、いずれも毒キノコのツキヨタケをムキタケと誤ったものです。
県は「地味な色をしたキノコは食べられる」「煮れば食べられる」といった誤った情報を信じずに、確実に食用だと判断できるキノコ以外は決して食べないよう呼びかけています。