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【特集】後を絶たない詐欺被害…知らない番号から電話がかかってきたらどうする?体験談をもとに被害を防ぐ方法を検証

2025年5月23日 17:58

■被害が増加 「+」から始まる番号からの電話に注意!

武田さんのスマートフォンにかかってきた電話番号も、後半は福岡県警と一致していますが、よく見ると「+」の表示が。

「+」の表示は、主に海外からかかってきた電話で表示されるもので、県警察本部の調べによりますと、去年相談があった約2000件の不審電話のうち、半分近くが「+」から始まるものでした。

県内では、先月、「+」で始まる番号からの電話をきっかけに、大館市の30代男性が現金730万円をだまし取られる被害がありました。

県警察本部は、「+」で始まる番号からの電話は、基本的に詐欺を疑ってほしいと話しています。

県内でも後を絶たない、電話をきっかけにした詐欺被害。

大上教授が考える対応策は。

福岡大学 大上渉 教授
「究極のニセ電話詐欺の防止策は、そもそも電話に出ないことです。相手と話をしないことです。ですけども、現実的にはそういうわけにもいきませんよね。本当に大切な電話もかかってきますから」
「どんな人でも同じような電話で同じような話を聞くとだまされてしまうんだという前提で、日頃から防犯機能付きの電話を準備するとか、サービスを利用するとか、家族と連絡を取り合って近況を報告し合ったりするというような対策を取っておくっていうことが、やっぱり大切になるんじゃないかなと思います」

県警察本部は、ホームページなどで、国際電話の発着信を固定電話でストップするサービスを紹介しています。

また、県内の警察署では、申し込みや手続きを警察官がサポートしてくれるということです。

武田さんは、今回の経験から、不審な電話があった際は決して1人にならないこと、そして、自分だけではなく身近な人の個人情報に関しても絶対に答えないことが重要だと話します。

武田了さん
「やっぱり節々がすごく全部怪しいので、常に、常に怪しいです」
「怪しいと思ったらすぐ警察署に行ってほしいです。僕が警察署に行くって言った時に、やっぱりその福岡警察署を名乗るバンドウさんが、すごく焦っていたので、多分警察署に実際出向く、何があっても出向くっていうことのほうが重要だと思います」

♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢

武田さんは、店の公式Instagramに電話番号や名前などを載せていなかったということで、どこから情報がもれたのかわからないと話していました。

見知らぬ番号からかかってきた電話には常に注意を払い、電話に出ない、そして折り返さないということも重要と言えそうです。

最終更新日:2025年5月23日 18:54
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