秋田県のブランド米「サキホコレ」を作付けできる推奨地域が拡大　県北部の４市町村でも栽培可能に

秋田県のブランド米、サキホコレを作付けできる「推奨地域」が広がり、新たに4つの市町村でも栽培できるようになりました。これまで「推奨地域」がなかった県の北部にも栽培エリアが広がります。

県は2022年に本格デビューしたサキホコレについて、気象条件によって品質や食味の低下を招くおそれがあるとして、「推奨地域」のみに作付けを限定しています。過去3年の栽培試験を踏まえて、今回新たに条件を満たした24の地域を加えることを決めました。

これにより「推奨地域」がなかった秋田県北部の鹿角市、能代市、三種町のほか、東成瀬村にも栽培エリアが広がっています。「推奨地域」はこれでおよそ8500ヘクタール増えて19の市町村にある8万1000ヘクタール余りになりました。今回拡大された地域でも早ければ今年から作付けができます。

サキホコレを栽培するには安定的な供給ができる生産団体としての事前の登録が必要です。品質や食味を維持しながら県全体で収量を確保できるかも、今後の販売戦略の焦点の一つになります。