交通事業の回復などによって売り上げと純利益が３年連続で増加　名古屋鉄道

名古屋鉄道の昨年度（2023年度）の連結決算で、交通事業の回復などによって売り上げと純利益がともに3年連続で増加しました。

名古屋鉄道が発表した昨年度の連結決算で、売上高が、前年度と比べて9％増加の6011億円、純利益が29.4％増加の244億円で、3年連続の増収増益となりました。

鉄道などの交通事業や旅行やホテルなどのレジャー・サービス事業で新型コロナの影響で落ち込んていた需要が回復したことが主な要因で、鉄道の輸送人員は、コロナ禍前の2019年度と比べて91.5％まで回復したということです。

今年度（2024年度）の連結業績予想は、3月に行った運賃の値上げなどにより売上高は、昨年度と比べて12.3％増加の6750億円、純利益は、14.8％増加の280億円で増収増益を見込んでいます。

また、名古屋鉄道は、鉄道利用客の安全確保に向けて設置を進めている鉄道車内の防犯カメラについて、2028年度までに廃車にする車両を除く、すべての車両の設置を完了することを目指すと発表しました。