ご神木を市民の手で外宮へ 伊勢神宮・20年に1度の式年遷宮へ向け 三重・伊勢市
20年に1度、伊勢神宮の最大の行事、式年遷宮。市民の手でご神木が届けられました。
10日、伊勢市の広場に運ばれてきたのは、伊勢神宮のご神体を納める器「御樋代(みひしろ)」に使われる、ご神木です。
岐阜県と長野県の国有林で切り出された6本のご神木。このうち3本は、9日、五十鈴川をさかのぼり、内宮へ届けられました。
そして、10日、残る3本を市民の手で外宮へ届ける「陸曳(おかびき)」が伊勢市内で行われました。
雨が降る中、地元の子どもなど約400人がご神木を載せた奉曳車を引っぱり、外宮までの3キロほどを練り歩きました。
外宮では、市民たちが木遣りを歌って到着を祝い、ご神木は神職らに引き継がれました。
式年遷宮のクライマックス、遷御の儀は2033年に行われます。
最終更新日:2025年6月10日 19:10