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波瀾万丈のキッチンカー 北海道の食材「さけ節」などを使った「たこ焼き」に、鹿肉を使った「ハンバーガー」も 岐阜・中津川市などで営業

2025年4月30日 12:00
波瀾万丈のキッチンカー 北海道の食材「さけ節」などを使った「たこ焼き」に、鹿肉を使った「ハンバーガー」も 岐阜・中津川市などで営業

岐阜県の中津川駅前に月に数回集まるキッチンカー。キッチンカーの裏には意外なドラマがありました。

4月23日、駅前に黄色い車でやってきたのは、幾田智久さん(35)。到着するやいなや、車の中からパラソルやのぼりを取りだし、設置していきます。

15分ほどでセッティング完了。のぼりには「タコ」のイラストが。

幾田さんが営んでいるのは、たこ焼きのキッチンカー。

プリプリのタコを包み込むふわとろの生地。ソースの香りが食欲をそそります。

お客さん:
「このマルシェに来るたびに買っている。めっちゃおいしくて、職場の人に『おいしいよ』って言って、(その後)何人か買いに来ていた」
「よく来ますね。ハフハフで食べたい」

地元の人だけでなく、外国人観光客にも好評のたこ焼き。

お店の名前は「なまら」。北海道の言葉で「とても」や「すごく」という意味。

幾田智久さん:
「北海道から移住してきました。(店名の由来は)いろんな北海道の食材を使いたい。あくまで北海道ベースで進めたい。“なまらうまい”たこ焼きを作りたい」

幾田さんは、北海道出身。東海地方とは縁もゆかりもありません。標津町(しべつちょう)という町の観光課の職員として働いていました。

幾田さん:
「人生1回しかない。自分で事業をやってみたい。たこ焼きが好き。いろんなことが組み合わさって、キッチンカーを始めた」

北海道を飛び出し、移住する場所を探しながら車で日本一周の旅を敢行。その中で“学生時代の友人がいた”という理由で岐阜県に移住したといいます。

そして、中古車を購入し、去年1月に「たこ焼き なまら」をオープンさせました。

出汁には北海道らしく、ふるさとの標津町で作られた「さけ節」を使用。その味わいは口コミで広がり、地元の大きなイベントに呼ばれるまでになりました。

イベントを主催 mayoさん:
「会ったその日に『イベントに出ないか』と誘った。移住してきて中津川人でもないのに、数年住んでいるかのように愛されている。中津川のいろいろな所に出店して、(人を)集めてくれて本当にうれしい」

幾田さん:
「(中津川に)移住してよかったかは、即答でよかったです。いろいろなキッチンカーの方や仲間と挑戦できることがシンプルに楽しい」

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