瓦工場の壁吹き飛ぶ爆発事故　従業員1人死亡 「窯の調子が悪い」直後に爆発　愛知・高浜市

29日夕方、愛知県高浜市の瓦工場で爆発事故があり、男性従業員1人が死亡しました。男性従業員は事故の直前、「窯の調子が悪い」などと話していたということです。

住宅が建ち並ぶ中にある工場で起きた爆発事故。

29日午後4時過ぎ愛知県高浜市二池町の工場で「爆発音がした」「ガスのにおいがする」などと119番通報が相次ぎました。

近くに住む人：
「突然下からドンと、突き上げるような音があって、最初は地震かと思ったんですけど、窓の外を見ても何も変化がなくて。白いもやがかかっていたので、慌てて外に出たら工場が爆発していたということでびっくりしました」

消防などによりますとこの爆発事故で、従業員の60代男性の死亡がその場で確認されました。

工場は鬼瓦などを製造していて何らかの原因で窯が爆発したとみられています。

帰宅時間に起きた工場爆発の影響で止まった電車内には運転再開を待つ乗客の姿が…。

工場の近くには名鉄三河線が走っていて線路内に破片などが散乱したため一時刈谷市駅と碧南駅間で運転を見合わせました。

午後5時45分頃には工場の横を電車が通過。安全が確認されたとして運転が再開されました。

捜査関係者によりますと、死亡した男性が、他の従業員に、「窯の調子が悪いので来てほしい」と言われた後に爆発したとのことです。

警察と消防が詳しい爆発の原因を調べています。