3年でびん3つ分⁉ ゴミを出さないレストラン 驚きの削減術 愛知・あま市
武田菜奈果さん:
「例えばコーヒー豆だったりとか、お塩とかも、量り売りで買ったりとかしていて。保存容器に直接入れてくださるので、(仕入れでは)ほとんどゴミは出ないです」
食材や調味料は容器を持参して、ゴミになってしまう包装を削減しています。
武田菜奈果さん:
「うちでは、ラップはもう使わないです。買ってないです、ここ数年」
キッチンに必需品のラップですが、洗って何度でも使える代用品を活用しています。
調理するときにどうしても出てしまう生ゴミは、捨てるのではなく、敷地内のコンポストで堆肥化しています。
ゴミを出さない工夫は、お客さんから見えるところにも。
武田菜奈果さん:
「テーブルには布製のナプキンを置かせていただき、汚れた際には『自由にお使いください』とお伝えしています」
レストラン内のお客さんの座るテーブルには使い捨てのおしぼりではなく布ナプキン、トイレ外の手洗い場にはペーパータオルではなく手ぬぐいを置いて、ここでもゴミを出しません。
冷たいドリンクを飲むときのストローは、洗うことができて口当たりも良いガラス製のものなどを使っています。
佐野祐子アナウンサー:
「あっ、ちょっと待って。意地悪かもしれないですけど、洗剤は(ゴミ)出ますよね?」
武田菜奈果さん:
「これは食器用の洗剤なんですけど、量り売りで洗剤を買えるので、そういうものを使ったりしています」
佐野祐子アナウンサー:
「プラスチックあった!と思ったんですけど。これも量り売りのもので、1回使っただけで捨てる容器じゃないんですね。徹底してますね」
数あるこだわりの中でも、1番は…?
武田菜奈果さん:
「うちは直接、農家さんからお野菜を仕入れていまして」
週に1回、車で約30分かかる農家に足を運び、買い付けを直接行っています。
シェフである夫の知典さんが目利きをして、旬の野菜を仕入れます。
武田知典さん:
「いろんな形があって、とてもかわいいですね、スーパーだときれいなものしか置いていないじゃないですか。こういういびつなやつがかわいいです」
知典さんによると、採れたての野菜に触れると料理のインスピレーションが得やすいといいます。
武田知典さん:
「野菜としゃべりながら料理を作るんですよ。会話するんですよ。どういうふうに彩ったらいい?とかこの子たちとしゃべって、料理がおいしくなるっていう」
武田菜奈果さん:
「料理している時に話しかけると怒られますね」
知典さんが真心込めて選んだ野菜を使った料理は、いったいどんな味に仕上がっているんでしょうか。