3年でびん3つ分⁉ ゴミを出さないレストラン 驚きの削減術 愛知・あま市
佐野祐子アナウンサー:
「きれい! 絵みたいに美しいですね。色鮮やか。せっかくなので葉付きにんじんから。すごいですね、皮もそのままだ。おいしそう!」
佐野祐子アナウンサー:
「いただきます!甘い! 野菜の味がすごく濃くて、ぎゅーっと濃縮されている」
武田菜奈果さん:
「あえて味付けはシンプルにガーリックオイルと塩、コショウのみ。素材の味を楽しんでいただけるような調理方法で提供させていただいています」
地元特産の七宝味噌を使ったオニオンスープは約1週間、継ぎ足し煮込んだシェフの自信作。
佐野祐子アナウンサー:
「すごい! タマネギたっぷり! とろとろだ! タマネギの甘みが出ていますね。普通のオニオンスープにはないお味噌のコクが加わってタマネギの味もすごく濃い。唯一無二のオニオンスープですね」
「ゴミを出さない」ためのささやかな心がけ
“ゴミを出さない”というレストランのコンセプトを提案したのは、妻の菜奈果さんです。
6年ほど前に環境問題に興味を持ち、ジョギングをしながらゴミを拾う「プロギング」を日本に普及させようとするなど、菜奈果さんはこれまで環境活動に携わってきました。
一方、夫の知典さんには「飲食店を開きたい」という思いがありました。
二人三脚でのオープンが実現し、レストランのコンセプトをどうするのかについて、夫婦で考えをめぐらせました。
佐野祐子アナウンサー:
「最初、コンセプトを聞いた時、ご主人はどう思いましたか?」
武田知典さん:
「マジで?ですよね。できるわけないだろうなという考えです。飲食店はやりたいけど、ゴミを出さないなんて。まあ、でも、この人が考えるなら何か策があって『未来があるからやるんだな』と思って、一緒にやろうと決意しました」
包装なしで仕入れができなければ食材を使わないなどの制約はありながらも、2人で知恵をしぼり「地球にも体にも優しいレストラン」ができあがりました。