マンションの一室に赤ちゃん2人遺体遺棄 母親の女(39)に懲役2年・執行猶予4年の判決 名古屋地裁
今年5月、名古屋市中区のマンションの一室で、2人の赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、死体遺棄の罪に問われている女に対し、名古屋地裁が執行猶予付きの判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、元風俗店従業員の入村恵被告(39)は、2013年ごろから今年5月までの間、中区のマンションの一室などに、自身が出産した2人の赤ちゃんの遺体をタオルで巻き、ビニール袋に入れるなどして、遺棄した罪に問われています。
検察側は「長期間にわたって放置を続けていた犯行の悪質性は高い」などとして、懲役2年を求刑していました。
5日、開かれた裁判で、名古屋地裁の須田健嗣裁判官は、「被告には、遺体を火葬するなどの義務があったのに、長期間にわたって放置した」とした一方で、「身勝手な考えを反省していて、前科もない」などとして、懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。