コメの価格の高騰が続く中、福井市はコメの購入に使える5000円分の補助券を配ることを決めました。対象となるのは市内すべての子育て世帯で、家計の負担軽減をはかります。
福井市は7月から、子育て世帯を対象に、コメを購入する際に使える5000円分の補助券を配ります。
この事業にかかる予算はおよそ1億5000万円で、9日の臨時議会で可決されました。
家計の負担軽減とコメ離れの防止につなげるこの取り組み。
市内で18歳以下の子どもがいる世帯はおよそ2万4000世帯で、補助券は市内の小売店などで県産のコメを購入するときに使うことができます。
この福井市独自の取り組みを子育て世代は歓迎しています。
■2児の母
「良かった コメ大好きなので、最近コメが高いので、うどんとか交互に出してるのでうれしい 保育園の弁当の日もコメを使うのでうれしい」
■4月に子どもが誕生
「やっぱりコメ 結構高いので、食べないようにしている 5000円分浮くならベビー服とか買えるからいい」
一方県内に帰省中だという母親は…。
■名古屋から県内に帰省
「うらやましい コメが高いのでもらえるならいいな 食べる量も増えてきているので、手助けをしてもらえるならいい制度だと思う」
市では7月上旬をめどに、対象となる世帯に補助券を郵送する予定です。
ところで、県では独自に、18歳以下の子どもを育てる世帯向けに、コメの購入を支援する取り組みを行っています。
税込1000円以上の県産米を購入すると、県内およそ4400店舗で使えるデジタル地域通貨「はぴコイン」1000円分がもらえるキャンペーンで、8月末まで行っています。
1世帯につき月に1回申請できるので、5・6・7・8月と4回コメを購入して申請すると、あわせて4000円が戻ってきます。
なお申請するには、子育て世帯を支援するサービスや、特典が受けられる「ふく育パスポート」への登録と、「はぴコイン」を受け取るための「ふくアプリ」のダウンロードが必要です。
