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福井県産ブランドの「ふくいサーモン」の出荷が小浜市で始まる 過去最多の出荷量に

2025年4月10日 15:33
福井県産ブランドの「ふくいサーモン」の出荷が小浜市で始まる 過去最多の出荷量に
県産ブランド「ふくいサーモン」の出荷が小浜市で始まる(10日午前10時小浜市宇久漁港)

県産ブランドふくいサーモンの出荷が10日小浜市で始まり、今シーズンは淡水養殖も含めると過去最多の出荷量となる見込みです。

県内では小浜市、敦賀市、美浜町、おおい町の4か所でふくいサーモンを海面養殖しています。

このうち小浜市宇久で今シーズンの出荷が始まり、漁師らが沖合1キロのいけすから378匹を水揚げしました。

サーモンは県の内外から稚魚を仕入れ、去年12月から育ててきたもので、今シーズンは稚魚が小さく生育が心配されましたが、体長は40センチから50センチ、重さは平均2キロと、例年並みの大きさに育ちました。

■小浜市トラウトサーモン養殖振興協業体 浦谷俊晴会長
「雪が降って、海水温が下がって、エサ食いが悪かったが、初めて水揚げしてまあまあのサイズになっていたので、本当に喜んでいる」
「ふくいサーモンは臭みがなくておいしい 脂がのってるので、刺身とかカルパッチョにしてもらえればおいしく食べられる」

小浜市の養殖場では、4月末までに去年並みの3400匹の出荷を見込んでいます。

また奥越の淡水養殖も含めますと、県内全体の出荷見込みは353トンで、去年より70トン多く、過去最多となります。

天然の資源が減少するなか県は、将来的には全ての稚魚を県内産に置き換え、養殖の生産量を拡大したい考えです。

ふくいサーモンは県内の食品スーパーや飲食店、さらに県外の量販店でも販売されます。

最終更新日:2025年4月10日 17:46
    福井放送 福井放送