格安備蓄米 銘柄米など3つの価格帯のコメが店頭に 味か価格か 福井の消費者はどれを選ぶ?
コメの価格高騰を抑えようと、政府が放出した随意契約の格安備蓄米が県内でも流通し始めています。食品スーパーなどの店頭に、3つの価格帯のコメが並ぶことになり、福井の消費者はどのコメを選ぶのでしょうか。
■キャスター
「福井市内のクスリのアオキにも備蓄米が入荷した 入口に入ってすぐのところに売場が設けられ、ラベルには政府備蓄米と書かれている」
ドラッグストアー大手のクスリのアオキでは、県内の59店舗で2022年産の「古古米」の販売を始めました。
価格は5キロ税抜きで1980円。
早速、多くの買い物客が購入していました。
■買い物客
「安いしいっぺん食べてみようかと」
「 ゲンキーで乗り遅れたのでアオキで買えてうれしい きょうは行かなくっちゃって1番で来た 値段が安いのでこっちに手が出る」
この店には11日朝、50袋が入荷しましたが、午後には完売したということです。
県内にも随意契約の格安備蓄米が流通し始め、入札の備蓄米と、銘柄米の、3つの価格帯のコメが並ぶことになります。
市民はどのコメを選ぶのでしょうか?
■銘柄米・福井市民
「家族が多かったらたくさん食べるが、高いけどもちょっとおいしいものを食べたい 福井の米ってすごく普段からいい米食べているのでこれ」
県外出身の大学生は、入札備蓄米を選びました。
■大学生・愛知県出身
「福井出身じゃないので、コメにこだわりがないのと、1人暮らしなので高すぎず、安すぎず、真ん中を買う」
一方銘柄米を選んだ学生からはこんな意見も。
■大学生・石川県出身
「備蓄米はおいしくなさそうだなってイメージがあるので銘柄米」
また格安の備蓄米に「興味がある」という意見も目立ちました。
■格安備蓄米を選択
「(値段で?)それもあるし政策的に応援したい テレビで味は変わらないと言ってたし」
政府がコメ価格の抑制に躍起になる中、消費者は味と価格を比較しながら購入する日々が続きそうです。
福井市内で50人に調査したところ、随意契約の備蓄米と入札の備蓄米が11人で同数。
これに対し銘柄米は28人と、多少高くてもおいしい米を買いたいという人が多くなりました。