農業の担い手不足が深刻に インドネシアから専門知識学んだ若者たちの受け入れを開始
農家の担い手不足が深刻化する中、福井県は即戦力として、インドネシアから専門的な技能を備えた人材の受け入れを始めました。
農業分野での在留資格「特定技能」を使って来日したのは、インドネシア国籍で20代から30代の11人です。
来日前に日本語を学び、即戦力として活躍できるように研修を受けていて、4月から早速、福井市や坂井市などあわせて7つの農園で働きます。
■インドネシアから
「一生懸命がんばる 日本の仕事の仕方や姿勢など、すばらしいものをインドネシアに持って帰って、伝えて、次世代の教育もしたい」
県によりますと、県内で農業に携わっている外国人は98人いて、このうち半数以上51人がインドネシア人です。
仕事に対し真面目で、島国ならではの協調性の高さが、受け入れ先で信頼されています。
■インドネシア人材受け入れる農園たや 田谷徹さん
「インドネシアという国は、500くらいの民族が集まって一つの国になっていて、生まれたときから言葉が全員違う 柔軟性が高いことと、協調性 一つの道を示すとそれに向かってチームビルディングがしっかりできるところが心強い」
今回の派遣は、県とインドネシアの農業省との覚書をもとに実現したもので、5月にもさらに7人が来日する予定です。