漬物やコロッケにも 福井市岡保地区の伝統野菜「菜おけ」を地元児童が収穫
福井市岡保地区の伝統野菜「菜おけ」の収穫を9日、地元の児童が体験し、地域の「食」の大切さを学びました。
「菜おけ」はアブラナ科の青菜で、岡保地区で100年以上前から栽培されてきました。
茎を「桶に入れて塩漬けしていた」ことからその名がつけられました。
地域の伝統野菜について学ぼうと、岡保小学校では校内の畑で栽培体験をしていて、9日は2年生から4年生の56人が、地区の「菜おけグループ」のメンバーに教わりながら、花が咲く前の茎を収穫しました。
■収穫体験して
「まわして取れたりして、いっぱい取るのが楽しい まだ食べたことはないが、菜おけの料理を調べて、天ぷらとかにして食べようかなと思う」
菜おけはこれまで、高菜漬けのように「古漬け」にして食べられてきましたが、最近では「浅漬け」や「コロッケ」などにも加工するなど、食べ方も提案しています。
シャキシャキとした食感とほのかな苦みが春の訪れを感じさせてくれる菜おけ。
児童たちは収穫した分を家に持ち帰って味わうということです。
※菜おけはJAの直売所「喜ね舎愛菜館」で販売