海鮮丼が人気 小浜市でかねまつ経営の会社が破産 負債額7500万円

小浜市の中心部で飲食店「かねまつ」を経営していた松屋が、コロナ禍収束後も客足が戻らず、破産開始決定を受けました。負債総額は7530万円とみられます。
福井地方裁判所から破産手続き開始の決定を受けたのは、小浜市大手町で飲食店を経営していた有限会社松屋です。
民間の信用調査機関東京商工リサーチによりますと、松屋は、1992年4月に設立された会社で、飲食店「かねまつ」を経営し、地元で水揚げされた旬の魚を使った海鮮丼や定食、それにあら汁などが人気でした。
テレビドラマで小浜市が舞台になったこともあり、多くの観光客を集めましたが、その後客足が落ち込み、債務超過に陥っていました。
さらにコロナ禍で経営は一層厳しくなり、2022年3月期には、売上2800万円に対し、当期損失1500万円を計上していました。
松屋は、先行きの見通しが立たなくなったため2024年6月末までに事業を停止し、3月27日に破産開始決定を受けたもので、負債総額は7530万円とみられます。