北陸新幹線「小浜・京都ルートで早期全線開業を」嶺南6市町の首長らが与党と国に要望

北陸新幹線の敦賀以西の整備が不透明となっているなか、嶺南6市町の首長が16日、「小浜・京都ルートでの早期全線開業」を与党や国に要望しました。

要望活動は、北陸新幹線小浜・京都ルート建設促進同盟会と嶺南6市町が合同で行ったもので、16日は、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの渡海紀三朗座長や、与党整備委員会の西田昌司委員長、それに国土交通省の鉄道局長などに要望書を提出しました。

この中では、沿線自治体や地元住民に科学的知見に基づく情報発信を行い、丁寧に説明するほか、敦賀・新大阪間の環境影響評価と、事業推進調査を進め、駅の位置や詳細ルートを公表し認可・着工を早期実現することを求めています。

さらに国土強靭化における国費の投入や、貸付料の最大限の確保など着工5条件を早期に解決するほか、小浜線が並行在来線ではないと確認することも求めています。

同盟会によりますと、渡海座長からは「要望をしっかりと受け止め、ぶれずに小浜・京都ルートの認可・着工に向けて進めていく」と前向きな返答があったということで、 引き続き嶺南全体で新幹線の早期整備への機運を高めたいとしています。