落石脱線事故でえち鉄が県に要望 安全対策に支援を 現場の山の斜面にはまだ露出した岩石が
行政支援お要望=16日午後3時ごろ、県庁
先月、落石による脱線事故が起きたえちぜん鉄道は、中長期的な安全対策やラッピング列車の運行再開などに向けて、県に支援を求めました。
えちぜん鉄道の前田洋一社長をはじめ取締役を務める沿線の5つの市町の首長が16日に県庁を訪れ、落石事故後の安全対策などに対し、金銭的な支援を求める要望書を杉本知事に手渡しました。
えちぜん鉄道では、3月2日に勝山永平寺線の比島駅近くで福井行きの始発列車が、線路脇の岩に衝突し脱線する事故があり、安全対策として落石を検知するセンサーを設置するなどしました。
多額の費用がかかった一方、落石のあった山の斜面には露出している岩石がまだあり、中長期的にはさらなる対策が必要となっています。
知事は要望を受けて、安全確保に向けた打開策を検討していきたいと応じていました。
最終更新日:2025年4月16日 19:25