おおい町に水素ステーション 原子力発電所由来の電気で製造 大阪・関西万博にも供給、水素燃料電池船の燃料に
嶺南地域の原子力発電所由来の電気で水素を製造する「水素ステーション」がおおい町に完成し、大阪・関西万博にも水素エネルギーを供給します。
水素ステーションが設置されたのは、おおい町の複合施設「うみんぴあ大飯」です。このステーションでは、発電の際に二酸化炭素を排出しない"原子力発電所由来の電気"で水を電気分解し、1日最大でおよそ20キロの水素を製造できるということです。
製造した水素は、走行時に二酸化炭素を出さない水素燃料電池車に充填することができ、大阪・関西万博の期間中には、水素燃料電池船に供給して燃料の一部として活用します。
なお、おおい町では2025年度中に、水素燃料電池車によるカーシェアリングの導入も検討していて、いわゆる「ゼロカーボン」をけん引するエネルギー基地を目指します。