生成AIを使った偽の情報を見抜く 福井工大の教授らが技術開発 特殊詐欺の抑止力に
生成AIを使った、偽の情報を見抜く新しい技術を福井工業大学の教授らが確立し、特殊詐欺の抑止にも力が期待されます。
この技術は、生成AIが作り出した映像や音声などのデータの中に存在する偽物の特徴をAIに学習させることで、正しい情報との比較した上で偽物かどうかを判断します。
福井工業大学の馬場口登教授らが確立したもので、このほど文部科学大臣表彰の科学技術賞を受賞しました。
■福井工業大学 経営情報学部長 馬場口登教授
「情報に慣れていない情報弱者に対して、詐欺とか思考誘導とかが起こらないように、教えてあげることができると非常にいいのではないか 安全安心な社会に貢献する そこがよいところ」
著名人の偽の動画を使った投資詐欺や、選挙の世論操作など、サイバー空間でいかに正しい情報を見抜けるかが課題となる中、今回の新しい技術は、AIの健全な活用に向けて実用化が期待されます。