開通が3年遅れ 中部縦貫自動車道の建設工事に 国道158号の土砂崩れが影響も
全線開通が当初の予定より3年遅れることになった中部縦貫自動車道について、杉本知事は10日の定例会見で、国道158号の土砂崩れによる影響に懸念を示しました。
■杉本達治知事
「約3年遅れる話が出てきたので、影響も大きいし、残念」
中部縦貫道の大野油坂道路をめぐっては去年、大野市箱ケ瀬の新子馬巣谷橋で、橋脚の基礎部分が地中に沈まなくなる問題が発生し、開通時期の見直しを迫られました。
国土交通省は今後の工事が順調に進んだ場合は開通時期を2029年春から半年程度前倒すことも検討しています。
しかし、国道158号が土砂崩れで長期間の通行止めとなり、工事車両の通行が滞っていることから、杉本知事は「工事が遅れる可能性はゼロではない」と懸念を示しました。
■杉本達治知事
「前倒しの半年がどうなるのかについては影響があるかもしれないが、全体の2029年春の遅れまでの話は聞いていない」
また夏休み前の完成を目指すという国道158号のう回路ができた際には、誘客キャンペーンも検討しています。