内装工事などの職人育てる 永平寺町に教育施設完成 壁紙貼りなど基礎から学ぶ 約40日間のカリキュラム用意
建設業でも後継者の育成が大きな課題となっています。内装工事などの職人の教育施設が永平寺町に完成し、若手の育成に力を入れます。
施設は建設業のタッセイが手がけたもので、広さは966平方メートルあり、壁の骨組みを作ったり壁紙を貼り付けたりできる練習用の設備が備えられています。
■入社2年目の職人
「現場ではあまりクロス(壁紙)を貼れないので、できるようになれたらいい。トレーニングセンターを使って技術を上げられたら」
施設で学ぶのは、会社が 2017年から正社員として採用している職人チーム「TAT」のメンバー63人です。職人の高齢化が進む中、技術の継承は大きな課題です。
■タッセイ 田中陽介社長
「仕事を二人三脚でやっているパートナーの職人がどんどん高齢化して、あと10年で半減してしまう悩みがあった」
若手職人はこれまで、現場で先輩の背中を見て学んできましたが、今後は基礎から習得することになります。
■タッセイ 田中陽介社長
「壁紙とか床工事を教えるためには、一通り研修施設で全部覚えて、現場で本番のほうが成長のスピードが2~3倍早まるかなと(思った)」
授業は22日から始まり、職人の卵たちが約40日間のカリキュラムで知識や技能を身につけます。