【特集】音声による観光ガイド登場 福井県発“VTuber”も案内役に ストーリー仕立てで旅をサポート
■天泣(あまなき)しぐれ
「ここから前方に見える岩場の先は、東尋坊の目玉の一つでもある大池と呼ばれる場所になります。なんで大池なのかって言うと、上からのぞくと大きな池のように見えるかららしいんだよね」
■巫薙(みなぎ)りんか
「ちなみにこの東尋坊の柱状節理ができたのは1300万年前だよ。すごくな~い?」
観光客の反応もまずまずです。
■東京から訪れた20代女性2人組
「普通にかわいい。聞きやすい」
「結構好きなので」
近くには案内板があったり、観光ガイドのサービスもありますが…。
■奈良から訪れた20代男性
「断然VTuberの方が分かりやすくていい」
「難しい漢字も多いので、耳で聞いた方が分かりやすくていいと思う。見ようとはあまりならない」
■東京から訪れた20代女性
「自分のペースで行きたい。(情報は)ネットである程度出てくる」
ところで、2022年に東尋坊を訪れた62万人のうち半数が40代以上で、若い世代へのアプローチは課題となっています。
■東尋坊エリア活性化に取り組む団体の代表
「雄島であったりとかエリアをどんどん広げて、地域全体で観光客が楽しんでもらえるようなコンテンツになっていけばいい」
各地に登場する音声による観光ガイド。ユニークな仕掛けと時間に縛られない自由さは、福井の観光にマッチしたサービスだと専門家も指摘しています。
■県観光連盟 観光ブランドアップ・スーパーバイザー 於保孝志さん
「福井県の観光ガイドは高齢化していて、ガイドの平均年齢も全国1位というくらい高くなっている。『セルフガイドツアー』で不足するガイドを補ったり、観光客のニーズに合わせたサービスを提供できる」
新たな観光のコンテンツとして人材不足解消の効果も音声ガイドサービス。新幹線時代の福井の旅を後押しします。