値下がりなるか… JA福井県が県産米の全量買い入れへ 政府放出"備蓄米"の入札始まる
黒田さんは県内の生産者から直接買い付けているものの、仕入れ価格の上昇に伴い、10キロ当たりの店頭価格は4割ほどの値上げを余儀なくされました。今回の備蓄米の放出を受けて"まちの米屋"として、独自の対策を検討しています。
■黒田拓哉さん
「(令和)6年産の足りない分を7年産に後回ししているだけ。結局7年産で足りなくなる。今後、ブレンド米で安く提案できるような、独自でブレンドしたおいしいコメを展開していこうと考えている」
先週末に開かれた生産農家の交流会。ここでも話題となっていたのは、備蓄米の入札でした。
■越前市内の生産者
「これから若手農家が増えていく中で、収入があった方がいいということがある。(備蓄米の)放出は避けてほしかった」
■鯖江市内の生産者
「備蓄米でも何でもスーパーに並んで、選択肢を増やしてほしい」
■越前町内の生産者
「農業資材など値段が上がってきている。そのバランスの中で、消費者の皆さんにも応援してもらえる気持ちを持ってもらえるとありがたい」
なお、農林水産省では残りの6万トンについても、速やかに入札の準備を進めるとしていますが、どこまでコメの値下がりにつながるかは依然として不透明です。