あなたはどっち派? 「金福」「銀福」 福井市特産のスイカ ハンモック状に"玉吊り"で収穫量アップ 猛暑での水やりの仕方も改善
贈答品として人気の福井市の特産「金福すいか」と「銀福すいか」の収穫が始まっていて、今年は天候にも恵まれ、去年より1000個多い1万個の出荷を目指します。
「金福すいか」は黄金色の皮の中には赤色の果肉がぎっしり詰まっていて、糖度も高いのが特徴です。一方、黄色の果肉が特徴的なのが「銀福すいか」です。
■リポート 西岡芽生記者
「金福すいか、いただきます。口の中に広がる果汁が甘くて、おいしいです」
「続いて、銀福すいか、いただきます。少し酸味を感じます。爽やかな風味で金福すいかとは違ったおいしさです」
福井市の南東雅範さんのハウスでは、スイカに傷がつかないようネットをハンモック状にして、重さおよそ2キロの小玉スイカを「玉吊り」しています。この方法だと地面につるを這わせて栽培するより収穫量が増え、農家の所得向上も期待できるということです。
■農家 南東雅範さん
「ものすごく甘みもシャリ感もあって、良いものになっている」
「雨がたくさん降ったり止んだりすると、水気が多くなって甘みが落ちたりする。湿気が多くなると割れやすくなったりカビも出るので、気を付けて換気したりとかしたい」
「金福すいか」は去年、急激な水やりが原因で起こる「尻割れ」の被害が続出し、出荷量も大きく落ち込みましたが、今年は水やりの仕方を改善し、天候にも恵まれたことで「金福」と「銀福」合わせて、去年よりも1000個多い1万個の出荷を目指します。
なお、収穫は8月下旬まで続けられ、県内のJA直売所や食品スーパーなどで販売されます。