全国でも珍しい"花筐の桜"満開 クローン桜も植え、大切に守り受け継ぐ 夜はライトアップ中 越前市・味真野地区の城福寺
県内は4月にしては少し肌寒い1日となる中、越前市では継体天皇ゆかりのしだれ桜が一足先に満開となり、風情ある春の景色が訪れた人々を癒しています。
■リポート 東海佳奈子キャスター
「お寺の本堂を背景に、満開を迎えているのが花筐桜です。はかなげで美しいですが、全国でも珍しい品種で境内ではクローンの桜も育てながら、守り継がれています」
越前市五分市町の城福寺では、花筐(はながたみ)と呼ばれる早咲きのしだれ桜が満開となっています。およそ1500年前の継体天皇の頃から受け継がれる珍しい品種で、境内には同じ遺伝子を持つクローンの桜が数本植えられ、代々大切に育てられています。
■見物客
「たぶん満開。きょうが一番いいと思う。めっちゃラッキー、こんなに早い。みんな一緒に見られてラッキー」
寺によりますと、開花は平年に比べ1週間ほど遅れたものの、先週の暖かさで一気に花が開いたということです。なお、花筐の桜は午後6時から8時ごろまでライトアップされ、夜桜も楽しめるということです。