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県内の原発の発電電力量が500億キロワットアワー超える 東日本大震災以降最大に 新規制基準への対応が進む

2025年5月9日 15:25
県内の原発の発電電力量が500億キロワットアワー超える 東日本大震災以降最大に 新規制基準への対応が進む
県内の原発の発電電力量が500億キロワットアワー超え 東日本大震災以降最大に

2024年度に県内の原発が発電した電力量が、500億キロワットアワーを超え、東日本大震災以降最大となりました。

県によりますと、2024年度に県内の商業原発8基が発電した電力量は、あわせて510.1億キロワットアワーで、発電能力に対する実績を示す設備利用率は75.3パーセントとなりました。

この発電電力量は、2010年度の767.2億キロワットアワーに次ぐ量で、設備利用率ともに2011年の東日本大震災以降で最も高い水準です。

また、敷地内の活断層の審査が不合格となり、長期間運転を停止している敦賀原発2号機を除いた7基でみた場合、設備利用率は88.5パーセントと2003年度以来の高い水準になりました。

これについて県は、震災以降、各原発は新規制基準への対応に時間がかかっていたものの、一段落したことで、運転時間が震災前に戻ったものとみています。

最終更新日:2025年5月9日 15:25
    福井放送 福井放送