山里に春の訪れ告げるカタクリの花が大野市の群生地で見ごろ 薄紫の花が下向きに咲く
大野市の山あい、矢地区にある矢ばなの里地区では、群生しているカタクリの花が見ごろを迎えていて、日当たりの良い斜面いっぱいに薄紫色の花を咲かせています。
ここでは20年前にカタクリが群生しているのが見つかり、地元の人たちが遊歩道を整備するなど保全活動を続けています。
カタクリはユリ科の多年草で、気温が上がると薄紫色の花を花びらを反らせるように下向きに咲かせます。
3ヘクタールの山の斜面におよそ100万本が自生していて、今年は雪解けが遅れた影響で咲き始めは例年より10日ほど遅いということです。
■矢環境緑化実行委員会 宮本敬一委員長
「これだけの数のある山はない このくらい咲いてくれれば観光客も満足して帰ってもらえると思う」
区の住民によりますと、花は順番に咲くことから4月下旬まで楽しめるということです。