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元副市長に罰金20万円、略式命令 地方公務員法違反 公募事業に関し他の事業者情報を漏洩、福井市職員OBに 福井簡易裁判所

2025年4月14日 13:59
元副市長に罰金20万円、略式命令 地方公務員法違反 公募事業に関し他の事業者情報を漏洩、福井市職員OBに 福井簡易裁判所
福井地方検察庁・福井区検察庁

職務上知り得た秘密を洩らした地方公務員法違反の罪で、福井市の元副市長の小寺正樹被告(59)が、罰金20万円の略式命令を受けました。命令は4月8日付。

起訴状などによりますと、小寺被告は市の福祉部長だった2022年、認知症の介護福祉事業を巡って、社会福祉法人に勤める市職員OBの求めに応じる形で、公募に申し込んだ他の事業者の情報を漏らしたものです。小寺被告は去年10月、辞職届を提出し、福井区検の略式起訴を受けて、先月末で副市長の職を辞しています。

一方、小寺被告に情報を漏らすようそそのかした市職員OBの男性については、同じく地方公務員法違反の罪で罰金50万円の略式命令が出されました。

このほか、おととし12月の福井市長選を巡り、現職候補の個人演説会に市の職員を動員したとして公職選挙法違反の罪で略式起訴された元企業管理者の男性には、罰金30万円の略式命令が出されました。

最終更新日:2025年4月14日 18:18
    福井放送 福井放送