武生看護専門学校教職員の「不適切な言動」認める 卒業生がハラスメント被害訴え 調査委員会が報告書
越前市にある武生看護専門学校の卒業生が教職員からのハラスメント被害を訴えている問題で、調査委員会は25日「不適切な言動があった」と認めました。
この問題は、武生看護専門学校の卒業生の男女4人が、2021年からの在学中に、複数の教職員から人格を否定するような言動や、威圧的な態度といった、ハラスメント行為を受けたと訴えているものです。
学校を運営する武生医師会では、第三者を含む調査委員会を設置し、学生や教職員などに聞き取り調査をして事実確認をしました。
調査報告書によりますと、学生に向かって日常的に「アホ」と言ったり、ほかの学生がいる前で「ふくよかになった」と体型に言及したりするなど、あわせて5つの不適切な言動が認められたということです。
この報告を受けて武生医師会の林秀樹会長は「再発防止はもとより、学生一人ひとりの人格を尊重した教育や円滑なコミュニケーション形成に誠意をもって努めていく」とコメントしています。