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越前市の飲食店で食中毒 ヒラメなどの刺し身を食べた19人が体調不良訴える 症状は回復

2025年4月9日 19:53
越前市の飲食店で食中毒 ヒラメなどの刺し身を食べた19人が体調不良訴える 症状は回復
越前市の飲食店で食中毒 ヒラメなど刺し身を食べた19人が下痢やおうと訴える

越前市内の飲食店で、魚の刺し身などを食べた男女合わせて19人が下痢などの症状を訴える集団食中毒が発生し、市では9日、この店を1日間の営業停止処分としました。

集団食中毒があったのは越前市粟田部町の飲食店「魚栄楼」です。

県によりますと、今月4日と5日に、この店でブリやヒラメなどが入った刺身の盛り合わせを食べた男女55人のうち19人が下痢や嘔吐などの症状を訴えたということです。

店を利用した人から丹南健康福祉センターに連絡があったもので、県は集団食中毒と断定し、9日、この店を1日間の営業停止処分としました。

食中毒の原因となったのは、ブリやヒラメなどの刺し身の盛り合わせで、いずれの患者も症状は回復していて、入院はしていないということです。

県は、患者の症状などから、ヒラメに寄生する「クドア・セプテンプンクタータ」という寄生虫による食中毒が疑われるとしていて、店に対しマイナス15度から20度で4時間以上冷凍するなど、予防方法を指導しました。

この寄生虫は非常に小さいことから、肉眼では確認することができず、寄生したヒラメも見た目に変化はないのが特徴で、今なお発症のメカニズムなど研究が続けられています。

最終更新日:2025年4月10日 11:50
    福井放送 福井放送