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おいしく食す"野草" 河川敷で手軽に採取 特徴や食べ方など紹介 ギシギシはロールキャベツ風に

2025年5月19日 19:43
おいしく食す"野草" 河川敷で手軽に採取 特徴や食べ方など紹介 ギシギシはロールキャベツ風に

目線を変えて新たな発想で生活に密着した情報をお送りする「くらしのミカタ」。食卓に野草を取り入れ、おいしく食べるためのコツを取材してきました。どんなものが食べられるのか、ご覧ください。

日野川の河川敷で、野草採取のコツを教えてくれたのは、福井市自然史博物館の学芸員柴田あかりさんです。

■柴田あかりさん
「たくさんの野草がありますが、コレ食べられるの知ってます?」

まず見つけたのは「ヨモギ」。ギザギザした葉と白いうぶ毛が特徴で、先の柔らかい部分を摘み取ります。

■現場でのやりとり
「この他にも食べられる野草は河川敷にあるんですか?」
「この足元に生えているクズも食べることができます」
「クズって、くず湯やくず餅に使われる、あのクズですか?」

「クズ」は、ツルに茶色のうぶ毛が生えていて、三つの葉が目印。これも先端の柔らかい部分を取ります。

■現場でのやりとり
「野草探しも天気が良いと、とても気持ち良いですね」
「そうですね。散歩がてら探せる」

柴田さんが何か見つけた様子。

■現場でのやりとり
「豆みたいのなのなってませんか?」
「豆ですか?あ!あった!これエンドウマメに近い」
「カラスノエンドウといいます」

小さなサヤに紫の花先端のツルが目印です。これも柔らかい先を摘み取り食べてみると…。

■食リポート
「癖がない香りはカラスノエンドウというだけあって、エンドウマメに近い香り」

この他、裏と表にしっかりとした葉脈があり、ピンクの茎が特徴の「ギシギシ」も見つけました。

■坂本優太キャスター
「30分ほどでこれだけ取れました。探してみると意外とある。自然の畑のよう」

■福井市自然史博物館 学芸員 柴田あかりさん
「人間にとって有害・有毒な植物もあるし、触るとかぶれる植物もある。これが安全だと分かる特徴を持ったものだけを選んで取るようにしてください」
「まとめてつかみ取ると、紛れて毒のものが入ってくることもある。つまんで取るようにしてください」

福井放送 福井放送