投資詐欺・被害額は県内だけで11億以上 SNS使って"集団洗脳"も 投資への関心↑も背景に
■「自分と違う意見に耳を」投資への関心高まる中で冷静な判断を
■詐欺に詳しい
神戸女子大学心理学部 秋山学教授
「インフレ物価の上昇もある中で、資産の実質的な低下実質賃金の減少も相まって、投資への消費者の関心が強くなっている。投資に関わる話でノーリスクは100%ない。」
投資マインドが高まっている中で巧妙に甘い投資話を持ち掛ける手口。専門家はネット社会だからこそ注意が必要だと強調します。
■秋山教授
「自分と違う意見をあえて意識的に見に行くことは、詐欺に限らず、インターネット社会の中で大事になってくる。周りが”投資が良い良い”と言っている中で、”投資って怖いよね”と言う人達の声を少し聞いてみることが大事」
■「"ネットの知り合い"は簡単に信用しない」「振込先が個人口座はNG」「甘い言葉に注意」
県警では、SNS上で知り合った人がから勧められる投資は「投資詐欺」の可能性が高いと指摘します。
詐欺の被害に遭わないため、県警では、以下のポイントをあげて注意を呼びかけています。
①SNSやマッチングアプリなどインターネット上で知り合った人は簡単に信用しないこと
②投資する際、振り込み口座が個人口座でないかを確認すること
③「必ず儲かる」「投資に詳しい人を紹介します」という誘い文句には詐欺を疑う
投資への関心が高まる中でも、冷静に判断することが大切です。