中部縦貫自動車道の九頭竜IC~岐阜県境の建設工事に199億円 問題起きた箇所の追加工事に

中部縦貫自動車道大野油坂道路の、九頭竜インターチェンジから岐阜県境まで建設工事に、国土交通省は今年度予算で199億円を計上し、問題が起きた箇所の追加工事などに充てます。
大野油坂道路のうち、県境までの残り15.5キロの区間では、大野市箱ケ瀬の新子馬巣谷橋で橋脚が十分に沈まなくなる問題が起き、追加の工事が必要となっています。
199億円は、新たに必要となる詳細な調査や、追加の対策工事などに充てられるということです。
国は3月、この追加工事のため、県内区間の開通時期を 3年延期し、2029年春としています。
一方、3月に発生した国道158号の土砂崩れ現場の復旧をめぐり、県は、 国の補助が受けられる災害復旧工事として認めてもらえるよう、申請に向けた準備を進めています。
現地の仮設道路は夏休みまでには設置したいとしています。