物価高の救世主 野菜詰め放題に主婦白熱 福井市の食品スーパー「買い物を楽しんでもらえれば」
物価高で家計を圧迫する中、福井市内の食品スーパーで16日、野菜の詰め放題のイベントが開かれました。買い物を楽しんでもらおうと初めて開かれたもので、主婦たちの熱い戦いが繰り広げられました。
山のように積まれたニンジンやネギそれにジャガイモなど、全部で15種類の野菜。
■吉岡弘起
「開店前に臨戦態勢につく主婦らの長い列ができています。開始の合図とともに、一心不乱に野菜を袋に詰め込んでいます」
物価の高騰が続く中で開かれた野菜の詰め放題。「お得に買い物を」と福井市内の食品スーパーが初めて企画しました。
■主婦
「野菜高いので助かります」
農林水産省によりますと、全国の野菜の小売価格はニンジンやネギが、平年と比べておよそ1.4倍タマネギは2割アップ。
高騰する野菜を前に、買い物に訪れた主婦たちは一つでも多く袋に詰め込もうと熱い戦いを繰り広げました。
■主婦
「あー破れた!」
■店員
「破れちゃった?はい、新しいの」
時間制限はなく、袋を3秒間持ち上げて野菜が落ちなければオッケーです。
■主婦
「ネギとか長いものを軸にして、下に重いものを入れるといい]
■主婦
「まだいけるかな。また転がった!生け花みたいになってる。夕食はチンジャオロースですかね。サラダといっぱいします」
■カップル
Qきょうの夜ご飯は何の予定?
「バンバンジー」
「安い時に買いだめして、冷凍してストックしている。冷凍ものより新鮮おいしそう」
隙間なく詰め込み、中には袋のふちに野菜で壁をつくり積み上げたツワモノも。
■アピタ福井大和田店 食品担当 西川理星さん
「正直、粗利度外視でやっていて、暗いニュースが続く中、値段もそうだが少しでも楽しんでもらいたい。この企画は大変人気なので、カンフル剤として毎月実施して、また買い回りをしてほしい」
なおこの店では、5月中旬にも再び詰め放題のイベントを実施することにしています。