栃木県 東北道の逆走死亡事故を受けて 県内のインターチェンジで逆走防ぐ対策進む 正しい進行方向たくさんの「矢印」で強調
4月に東北自動車道で、逆走した車が別の車と正面衝突するなどして3人が死亡する事故がありました。これを受けて県内のインターチェンジで緊急の対策が取られました。
大破した黒い車と白い車。
事故の原因は白い車の逆走で、最寄りのインターチェンジからおよそ3キロにわたって逆走したとみられています。
4月26日に栃木県の東北自動車道で起きた事故では、関連した事故も含めて、あわせて3人が死亡しました。
この事故では、「平面Y型」といわれる特殊な構造をしたインターチェンジから、誤って反対車線に進入した可能性が指摘されています。
同じ構造のインターチェンジは、福井県内の中部縦貫自動車道と舞鶴若狭自動車道で合わせて7か所設置されていて、福井河川国道事務所などが、逆走防止のため緊急の対策を取っています。
本線へと向かうランプに沿って設置されたいくつもの黄色い矢印の看板。
正しい方向への進行を促すもので、中部縦貫自動車道の永平寺インターチェンジでは、大型連休後半を前に5月2日から設置されました。
■福井河川国道事務所 加藤正己副所長
「ゴールデンウィーク中に、あまり慣れていない人が通行するので、緊急的に対策をとった なるべく安全に通ってもらえるように、できることをしていきたい」
県警によりますと、今年の大型連休期間中には、県内区間の高速道路で逆走の通報はなかったということです。
なお去年、県内では北陸自動車道などで9件の逆走がありました。
車やバイクを運転する際は、決して焦らず、冷静に道路標識などを確認するようにしてください。